アメリカで承認された免疫療法「樹状細胞療法」の可能性

化学療法(抗がん剤)

以下では、すい臓がんで使用される抗がん剤や化学療法の目的について解説していきます。

ジェムザールが主流

抗がん剤のジェムザール(塩酸ゲムシタビン)または、TS-1(テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム)を単独で使用することで、化学療法は行われます。

そこで、全身的効果を期待できる化学療法である抗がん剤治療の併用となります。
そして放射線も無理な場合(Ⅳ期)は、抗がん剤治療のみとなります。

膵臓がんは初期症状がほとんどなく、自覚症状があった場合はほぼ転移しているため、ステージⅢ期では局所効果が期待できる放射線療法と全身効果が期待できる化学療法と併用することがあります。

しかし、ステージⅣ期の場合、放射線療法では太刀打ちできないため、抗がん剤治療のみとなります。

すい臓がんの抗がん剤は、以前主流であった5-FUに変わり、ジェムザールが第1選択薬になっています。体表面積1平方メートルあたり1000ミリグラムを、週に1回ずつ30分ほどで点滴投与されます。

しかし、ステージⅣの膵臓がんの患者さんにとってジェムザール単体投与での効果についても十分とは言えないと考えられています。そこで、現在ジェムザールと他の抗がん剤(TS-1等)との併用や投与方法を工夫した治療効果を高める研究が進んでいます。

抗がん剤は転移したがんに対しても効果を発揮しますが、がんが完全に消滅することはなく、残ってしまったがんは「抗がん剤が効かないがん細胞」となって生き残り、さらに強力ながん細胞となって、再び増殖を始めます。

 
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抗がん剤治療以外のすい臓がん治療について考える