放射線治療
このページでは、放射線療法の効果や役割についてまとめています。
放射線療法とは?
放射線がもつ電離作用を用いて、がん細胞のDNAに障害を与えることにより、がんを死滅させる治療法です。
これにより、がんの細胞分裂を抑えることになりますが、がん細胞周辺の正常な細胞にも悪影響をおよぼしてしまうというデメリットがあります。
ステージはⅢ期まで
すい臓がんで手術が無理と判断されると、Ⅲ期であれば、次は、放射線療法および抗がん剤治療の併用が検討されます。そして、Ⅳ期に至り、離れた臓器にまでがんが転移していると、抗がん剤治療のみとなってしまいます。
効果は一体どの程度…?
放射線療法は、仕組みにより以下の3つに分かれます。
- 外部照射治療、または遠隔照射治療
- 近接照射治療
- 密封線源 あるいは非密封線源放射線治療
すい臓がんは放射線に対する感受性が低く、完治(根治)が難しいため、増殖を抑えるために行われることがあります。
しかし、膵臓がんは初期症状がほとんどないため、自覚症状が出たときにはすでに転移している可能性が高いと言われています。
放射線治療技術の飛躍的な進歩は目ざましく、2003年に高度先進医療の承認を受けた重粒子線治療は、放射線の中で電子が重い粒子線や重粒子線を使用する治療法です。粒子線や重粒子線は表面付近の線量が小さく、粒子が停止する付近で最も線量が大きくなるという特徴を持っており、これを用いて従来よりも周辺の正常細胞へのダメージを小さく抑えることが出来る画期的な治療として注目を集めています。
しかし、放射線療法は、あくまでも局所治療。
全身に転移したがんに対しては全身に放射線を浴びせてしまうと、がん細胞を抑えるメリットよりも副作用が強く出るデメリットのほうが優ってしまうことも考えられます。
そこで全身に転移したがん細胞を抑えるには、全身療法である抗がん剤療法が行われます。